西 洋孝 先生
ご挨拶
私自身、応援団とあまり縁があったわけではありませんが、令和4年に前部長の宮澤啓介先生(前生化学分野主任教授、現東京医科大学学長)にお声かけいただき、また、応援団創立時のメンバーで教室の先輩でもあります赤枝恒雄先生のご推薦もあり部長を引き継ぐこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
新歓や納会などで、団員や応援団OBの皆さまとの交流が始まったわけですが、そこで今日まで受け継がれてきた歴史と伝統を知ることができました。応援団は昭和39年に結成されましたが、医師のみならず国会議員など全国に優れた人材を数多く輩出し、その伝統のもと本学の精神的支柱として存在しております。団員たちは、東医体など各クラブの試合では学友を鼓舞するために汗まみれで応援し、卒業式、祝賀会や結婚披露宴などさまざまなイベントで、まさに本学の「顔」として多くの聴衆を前にエールを切り東医小唄を唄います。コロナ禍で長らく中止されていました東医祭でのリーダー公開も、今年は久々に開催予定です。ぜひ、足をお運びになってご覧いただきたく思います。
さて、学生の本分は勉学です。また、医学生は普通の大学生ではありません。将来は、医師として社会に貢献する責任があり、それに相応しい人間となるためには弛まぬ努力が必要です。団員たちには部活動を通じて、しっかりと勉学に勤しみ、社会常識とマナーをきちんと認識し、社会人として必要な人間性や協調性を磨き、有意義な学生生活を送ってほしいと願っています。よく学生時代の友人は一生の宝だと言われます。かけがえのない友人、先輩、後輩を得て、互いに泣き、怒り、笑いつつ人生の目標を思い描き、さまざまな経験を積み切磋琢磨し、そして、応援団を通して「東医」という特別な絆を実感するようになると思います。
コロナ禍で入団者が激減し、一時は存続の危機に瀕しておりましたが、幸い近年は多くの入団者を迎え、若い世代への演舞の継承も進んでいます。応援団の素晴らしい歴史と伝統が、未来永劫受け継がれていくことを切に願っております。
東京医科大学 應援團部長
産科婦人科学分野
西 洋孝